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よむこと、かくこと、あそぶこと。

すきなことをすきなだけ。

2016年 上半期の読書 21〜40

先日に引き続き、2016年1月1日〜5月31日までの読書備忘録です。簡単な感想付き。

 

 21.

なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?

なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?

 

 蚤は約30cmの高さを飛ぶのですが、10cm程度のコップに閉じ込めて暫くおくと、10cmしか飛べなくなります。しかし、コップから解き放ち、30cm飛ぶ蚤の側にやると、再び30cm飛べるようになります。

人間もこれと同じ原理で、自分の限界を決めると、決めた分しか飛べません。

しかし、志の高い人の側にいると、その人と同じように飛躍するイメージができ、成長できます。

そんな本です。

 

 

22.

俺のフィロソフィ  仕組みで勝って、人で圧勝する俺のイタリアンの成功哲学

俺のフィロソフィ 仕組みで勝って、人で圧勝する俺のイタリアンの成功哲学

 

 ブックオフ創業者であり、現在は俺の〜シリーズレストラン代表取締役社長の坂本孝氏に、株式会社メディアフラッグ代表取締役社長の福井康夫氏が、企業経営についてインタビューし、経営のノウハウを一冊にまとめています。

「仕組みで勝って、人で圧勝する」を根本に、企業経営においての人材育成の在り方を分かりやすく解説されています。

経営のプロとして、時代の流れやニーズを把握することは勿論ですが、人の力を引き出すプロフェッショナルが、真のリーダーに相応しいのだと思いました。

 

 

23.

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

 

こんなはずじゃなかった。自分はもっと崇高で、こんな奴らと一緒にされては困る。などと、新しい環境で思ったことはないだろうか?

しかし、その小さなコミュニティで抗うことに疲れ、順応することを選択し、気付けばそこが最高の世界になっていることがままある。

不条理な世界に立った人間の心理を、まるでその世界に誘われた気持ちでまざまざと見せつけられる一冊。

 

 

24.

土の中の子供 (新潮文庫)

土の中の子供 (新潮文庫)

 

子供の頃にショックを受けた出来事や、言われた言葉が大人になった今の自分を形成する一つの要素であることは間違いなく、未だにトラウマのように思い出されることがある。

人格形成の途中で、虐待を受けた場合など、大人になってからの影響は計り知れない。

土の中の記憶と共に生きることの葛藤、 そこから再び這い上がる苦しみ、今にも消えそうな灯火に生きる希望を見出す。

「僕は土の中から生まれたんですよ」

生と死、再生を描いた珠玉の一冊。

 

 

25.

通天閣 (ちくま文庫)

通天閣 (ちくま文庫)

 

 西加奈子作品の中で、2番目に好きな作品です。

通天閣というタイトルから分かるように、大阪のど真ん中で繰り広げられる、ある男と女の物語なんですが、終盤二人の人生が交錯していくのとか鳥肌もんやし、登場人物一人一人が個性的で!

ページめくるたびに、ふふ、ふふふ、はっはっは!と笑いが止まらなくなったかと思ったら、うぅ…う…うわーん!と涙が止まらなくなる。

西加奈子は天才エンターテイナーやと思う。

何でこんなに私の気持ち分かるの!と叫び出したくなるぐらい、私の心を鷲掴みにした一冊です。

 

 

26.

死んでいない者

死んでいない者

 

 

ある男性の通夜に集まった、文字どおり死んでいない者たちの一夜を様々な視点で書かれた一冊。

読みながら家系図を書こうかと思ったほどでしたが、命はこうして繋がれているんだなぁと妙に感慨深くなったり。

遠い親戚とか、血の繋がりはあっても知らない人や、未だに会ったことない人なんてザラにいますものね。

 

 

27.

火花

火花

 

 正直言って、読むのを敬遠していました。

何となく流行りに乗るとか、売れてるから読むとか、そういうのが嫌なのと、売れてるから自分の中の期待値が上昇してしまって、読んだ時面白くなかったら、又吉を嫌いになってしまうんちゃうかと、友達でも何でもないのに逡巡していました。

そう、私は又吉直樹が大好きなのです。

はっきり言いましょう。

火花めっちゃ面白いで!

私は更に又吉直樹のことが大好きになったし、更に本を読むことが大好きになりました。

 

 

28.

遮光 (新潮文庫)

遮光 (新潮文庫)

 

 死んだ恋人の指を持ち歩く男の話です。

主人公には虚言癖があり、その境目を本人も認識できなくなる場面が幾度かありますが、その感覚は私にも覚えがあります。

人は常に、紙一重なのかもしれません。

 

 

29.30.

サラバ! 上

サラバ! 上

 
サラバ! 下

サラバ! 下

 

 今までの読書体験の中で、最も感動した作品。

私はこの年齢で、この作品を読めて本当に良かったと思っています。

本に消費期限はないけれど、読むべき適齢期は必ずあると思います。

同世代に一番すすめたい作品です。

 

 「サラバ!」西加奈子は「神様」だった。 - よむこと、かくこと、あそぶこと。

 

 31.

長嶋少年 (文春文庫)

長嶋少年 (文春文庫)

 

 自分の可能性は無限だと当たり前のように思っていた、子供の頃の私は無敵でした。

ASAYANというオーディション番組で、モーニング娘。の新メンバー募集が発表された夜、私は布団を被って泣きました。

私が東京に行ったら、お父さんとお母さんと離れて暮らさないとあかん。と。

オーディションも受けてない、況してや応募もしていないのに、です。

自分の手中には溢れんばかりの選択肢があったあの頃。環境や容姿など言い訳にしなかったあの頃。

長嶋少年を読んで、少しだけあの頃の私を呼び覚ますことが出来ました。

 

 

32.

くっすん大黒 (文春文庫)

くっすん大黒 (文春文庫)

 

 町田康のデビュー作です。

外で読むのはお勧めしません。

何故なら大声で笑ってしまうからです。

主人公の語り口は、まるで高座を観ているような心持ちにさせ、情景がありありと浮かびます。

 

 

33.

富嶽百景

富嶽百景

 

 西加奈子又吉直樹が絶賛する、太宰治の短編。

私にはまだ早かったかもしれません。

100冊読んで、また読み返したいと思います。

 

 

34.

白いしるし (新潮文庫)

白いしるし (新潮文庫)

 

 西加奈子珠玉の恋愛小説。

人を好きになるということは、理屈じゃないのだと思います。富嶽百景を読んだ後だったからか、クライマックスは何だか不思議な気持ちになりました。

痛い痛い恋愛を誰もが一度は経験している。

真っ直ぐ突き刺さる純愛文学です。

 

 

35.

円卓 (文春文庫)

円卓 (文春文庫)

 

 私、もう30ですが、こっこの気持ちめっちゃ分かる!眼帯に憧れたり、自分にない雰囲気を纏った子に惹かれたり、めっちゃ分かる!

大人になって対象が変わっただけで、露骨に表現しないだけで、未だにそんな部分を引きずってる私。

こっこの夏、成長の夏。

家族の愛に守られて、少しずつ変化していくこっこを温かい目で見守りながら、自分自身を見つめるきっかけをくれる爽快な作品。

 

 

36.

コンプレックス (岩波新書)

コンプレックス (岩波新書)

 

 以前少しだけ通信大学に通っていた時に、スクーリングで助教授に勧められた一冊。

コンプレックスの原因や、それによる影響を症例を交えて書かれています。

人との会話の中で激しく反抗したくなったり、理由は無いけどいけ好かない存在の人など、コンプレックスが要因となっていることが分かることで、私はかなり楽になりました。

 

 

37.

 

 

朝日新聞デジタル専用コーナーの一つとして掲載された「今日も傍聴席にいます」。

 家族間で起こった殺人や、詐欺、横領の事件概要と公判内容をまとめた一冊。

あなたが当たり前に生活しているすぐ側で、息苦しさを感じている人はいませんか?

他人事では無い事件が、今日もすぐ側で起こっているかもしれません。

 

 

38. 

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

 

 吉本のフリーペーパーで連載されていた、又吉直樹の書評をまとめた一冊。本の紹介を通して、又吉自身のエピソードも散りばめられたエッセイ要素の強い作品。

中村文則との対談も読み応えあり、この一冊に私の読書傾向はかなり影響されています。

 

 

39.

人間小唄 (講談社文庫)

人間小唄 (講談社文庫)

 

 アメトーークの読書芸人で、又吉が紹介していた一冊。

嫉妬され囚われた詩人は監禁され、脱出するためにかなり不条理な条件を並べられます。

ラーメン必死に作ります。

これも100冊読んでから、もう一回読みます。

 

 

40.

トロッコ

トロッコ

 

 恥ずかしながら、芥川を今まで読んできませんでした。

幼い頃の冒険心と、走り過ぎた後の押し寄せる不安。時代が変わっても読まれ続ける理由は、その普遍的で誰もが経験した感覚を細やかに書き上げているからだと感じました。

 

 

 

 

次回は41〜60。

では、また。

 

 

2016年 上半期の読書 1〜20

2016年は、とにかく本を読む年にしよう!

と、去年の年末に決めて今日まで細々読書を続けてきました。

読むジャンルはバラバラですが、備忘録として上半期に読んだ本をご紹介したいと思います。

1月1日〜5月31日の半年間で60冊。

20冊目までを今日はご紹介します。

 

 

1.

みつえばあちゃんとボク

みつえばあちゃんとボク

 

 ペコロスシリーズの一冊。

うちの母が大ファンで、新刊が出る度購入しています。認知症になったみつえばあちゃんの過去と現在、亡くなった後の事が交錯しながらノスタルジックな雰囲気で語られています。

全編漫画仕様。心温まる一冊です。

 

 2.

孤独を生ききる (光文社文庫)

孤独を生ききる (光文社文庫)

 

51歳で突然の出家をした瀬戸内寂聴が、瀬戸内晴美時代の不倫についてや、子供や家庭を捨て、文学と恋愛に生き抜いた半生を振り返りつつ、寂庵に訪れる女性に語りかけるような文体で書かれています。恋愛に悩んだ時、人生に悩んだ時、孤独は決して悪ではないと教えてくれる一冊。

 

 3.

 小学生が習う道徳教科書を実際に読んだ北野武が、ズッバズバ道徳の在り方を斬っています。

本当にいいことって一体何だ?道徳という誰かが決めたルールに乗っかることは、実は恐ろしいことなのかも…。北野節が炸裂し、笑いながら深く考えさせられる。日本の未来を考えるために、今一度道徳について考えてみませんか?

 

 

4.

ものの見方検定――「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!

ものの見方検定――「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!

 

 第一線で活躍する著名人のものの見方を通して、ポジティブな生き方や考え方を教えてくれる自己啓発本です。

なるほど!そう考えれば楽になるのか!

肩の力を抜く方法を、ひすいこたろう氏独特な目線で教えてくれる一冊です。

 

 

5.

あした死ぬかもよ?

あした死ぬかもよ?

 

 続けて、ひすいこたろう氏著書。

自分が死ぬって頭では分かっているけど実感できない。特に年齢が若いと、永遠のように感じる生。

でも、死は平等に訪れる。そんな死の体験を読書を通して感じることができる一冊。

いつか死ぬ。それが明日なら?

あなたは今日をどんな風に生きますか?

 

 

6.

斜陽

斜陽

 

 ごく稀に、読後鳥肌が立つ体験をします。

乾くるみのイニシエーションラブを読んだ後は言い得ない感情に鳥肌が立ちましたが、斜陽を読んだ後は感激の鳥肌でした。私は特に最後の一文が大好きです。

そこで全て持っていかれました。

太宰の才能が炸裂した一冊。

 

 

7.

 淀川キリスト病院のホスピスは、がん末期の患者が緩和治療を受けるために開設された、日本でも屈指の病棟です。ホスピスに実際に入院する患者に、週に一度管理栄養士が直接リクエスト食を聞き、色や形、味付けや思い出など細部に渡って聞き取りし、患者にご馳走を提供します。

食を通して語られる一人一人の人生に思いを馳せる。そこには死に向き合う暗さではなく、歩んできた人生への感謝と愛が溢れています。生と食の強い結びつきを感じ、食べることに感謝できる一冊。

 

 

8.

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

 

 五郎丸歩選手の活躍で、ルーティンという言葉が注目されました。成功者には共通して、努力の継続と隠されたルーティンがあります。

私はこの本を読んで早起きと、毎朝1時間早く出勤し読書をする習慣力を身に付けました。

で、変わったのかって?結果はこれからですよ。

継続は力なり。身につく読書体験ができます。

 

 

9.

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

 

 一人でいる時、あなたは何を考えて過ごしますか?

自分の頭の中で、ファシリテーターを一人用意し、活発に意見を出し合います。

会議のテーマは何でもOK。

一人で考え、答えを導き出す手法を分かりやすく解説した一冊。

 

 

10.

グッド・バイ
 

 続きが読みたくて仕方がない。

太宰はグッド・バイを書き上げることなく、この世を去ってしまいました。

私の頭の中でキヌ子は堀北真希に変換して読みました。太宰の書く文章は情景がありありと浮かんでワクワクします。全く古くない。

 

 

11.

ヴィヨンの妻
 

 これも続きが読みたかった。

太宰の物語に出てくる女達は、どうしてこうも格好いいのでしょうか。素直に生きる女の姿が眩しいくらい。

対象的に、太宰の書く男性は皆、優しく愛すべき阿呆。

太宰自身を投影している部分が大いにあると思うのですが、世の男性はその片鱗をもれなく持っている。皆愛すべき阿呆なのです。

 

 

12.

教団X

教団X

 

 初めて読んだ中村文則作品が教団X。

567頁にわたる長編大作。対立する二つの宗教団体。正義とは何か、人間とは何か。教義の部分は思わず自分がその世界に入り、直接説法を聞いている錯覚に陥ります。中村文則が文学を通して世界に問いたいことが凝縮された一冊。

賛否両論ありますが、私にとっては最高の読書体験となりました。

 

 

13.

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

 友人に勧められた一冊。

実際にキャッシュフローゲームも体験しましたが、お金の流れる仕組みを考えるにはいいかもしれません。しかしお金は簡単には稼げません。

 

 

14.

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 信じるとは一体何なのか。

布教のため命をかけ、日本に上陸した宣教師ロドリゴ。先に上陸し、布教活動していたはずのフェレイラの退転が信じられず、自分は何があっても信仰を棄てることはないと心に決めていたが、相次ぐ弾圧と裏切りに揺れ動くロドリゴの心理。それでも神は「沈黙」を守り続けた。

窮地に立たされ、踏み絵を前にしたロドリゴは漸く神の教えを理解する。

苦難の中で初めて人は本当の光を見ます。

幸福は形ではなく、そのことに気付くことなのかもしれません。

 

 

15.

残穢 (新潮文庫)

残穢 (新潮文庫)

 

 ホラー小説はあまり読まないのですが、評価が非常に高いので気になり読みました。

怖いです。とにかく怖いです。

読後、この本を持っておくのが怖くてすぐ人に貸しました。他人事じゃない恐怖。

今の季節にはいいかもしれません。

 

 

16.

笑うな (新潮文庫)

笑うな (新潮文庫)

 

 文豪 筒井康隆の短編集。本のタイトルにもなっている、巻頭の「笑うな」。私はカフェで読んでいたにも関わらず、声を出して笑ってしまいました。

不思議な世界観と、奇妙な物語の連続。今では絶対許されないような作品に度肝を抜かれます。

 

 

17.

 私、自他共に認める西加奈子ファンなんですが、ぶわーっと読み始めたのは今年からで、それまで漁港の肉子ちゃんとふくわらいしか読んだことなかったんです。

炎上する君は、8編からなる短編集。西加奈子の独特な世界観がサクッと読めて、笑ってホロっとして益々好きになりました。

特に好きなのは「空を待つ」。

私には私がついてる。私にとっての親友私。大事にしよう。

 

 

18.

ひとりでも生きられる (集英社文庫)

ひとりでも生きられる (集英社文庫)

 

 男女の愛について。

情熱的に生きてきた瀬戸内寂聴ならではの、真っ直ぐ素直なエッセイ。特に私の心を打った一文を紹介したい。

どうやら私のやさしさや、寛大さとは、結局、相手のためではなくて、自分自身の快楽のためではないかと思われるのである。どう考えてみても恋や情事というのは相手のためより自分自身のためのもののような気がする。本当の愛は無償の愛だというが、そんなものは果してこの世にあるのだろうか。

 

19.

察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方

察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方

 

 男と女の思考の違いや仕組みが、シュチュエーション別に書かれた一冊。

あるある〜!と共感するも良し、ちょっと理解出来ない…。と考えるも良し。

暇つぶしと話題提供にいかがでしょうか。

 

 

20.

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

 

 中村文則作品の中で私が最も推薦したい一冊。

中村文則の小説は、幼少時代に傷を負った主人公が起用されるが、この作品も例外ない。

読んでいてかなり辛くなる場面もあるが、主人公が孤児院の施設長に言われる言葉に目が醒める思いがした。

「現在というのは、どんな過去にも勝る。そのアメーバとお前を繋ぐ無数の生き物の連続は、その何億年の線という、途方もない奇跡の連続は、いいか?全て、今のお前のためだけにあった、と考えていい

 

決して明るい結末ではないが、読み終えた時必ず新しい発見をくれる究極の一冊。

 

 

 

 

 

夏の読書に一冊いかがでしょうか。

続きはまた明後日にでも。

ではまた。

「百円の恋」痛みの内側の熱に触れる


百円の恋

百円の恋


 もしも映画の神様がいたならば、間違いなくこの映画には降臨している。

あらすじ
松田優作の出身地・山口県で開催されている周南映画祭で、2012年に新設された脚本賞「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を、「イン・ザ・ヒーロー」の武正晴監督のメガホンで映画化。不器用でどん底の生活を送っていた女性が、ボクシングを通して変化していく姿を描いた。実家でひきこもり生活を送る32歳の一子は、離婚して出戻ってきた妹とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始める。100円ショップで深夜勤務の職にありついた一子は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの狩野と出会い、恋をする。しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で一子は自らもボクシングを始める。14年・第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞。米アカデミー賞の外国語映画賞日本代表作品に選出されるなど高い評価を受け、第39回日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞を受賞。(映画.comより)



安藤サクラという天才
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安藤サクラといえば、父親は奥田瑛二(映画監督・俳優)、母親は安藤和津(エッセイスト)、姉は安藤桃子(映画監督)という、クリエイティブな家族に囲まれ、夫の柄本佑も俳優一家という、何とも華やかな一族に身を置いている。
最近は、二世俳優が蔓延っている(言い方が悪い)が、安藤サクラに至っては「親の七光り」「コネで女優になった」など、言わせない才能と独特な息遣いがある。私は安藤サクラという女優が大好きだ。
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「百円の恋」は、低予算で撮影期間も2週間という、怒涛のスケジュールで作成された。
映画の中盤まで、だらしなく弛んだ身体を露呈し、これでもかとダメ人間オーラを放つ安藤サクラ
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しかし、すごいのは中盤からラストにかけて、見事なまでに絞り上げていく彼女の女優魂である。
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最初の3日間は怠惰な身体で撮影し、残りの10日間で10kgの減量を成したというから、そのプロ根性には脱帽である。
身体だけではない。冒頭に見せた、恐ろしいまでの負のオーラが、物語が進むにつれ姿を潜め、ラストシーンではまるで別人なのである。
何なんだ、安藤サクラ
何なんだ、この天才は。

「かぞくのくに」でも、安藤サクラの素晴らしさは鳥肌が立つほど感じていたが、その存在感には今をときめく女優を凌駕する圧倒的な力がある。
そんな彼女の魅力を最大限に引き出し、その実力を証明したのが「百円の恋」だったのだ。


個性派ってなんだ
そんな安藤サクラの魅力を引き出した要素の一つとして、新井浩文という化け物俳優の存在なくしてこの映画は語れない。
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新井浩文といえば、個性派俳優と呼び声高いが、この人ほど当たり前にどんな役でもこなしてしまう俳優も少ない。
そこにいることが自然。どのカットに彼がいても、その姿は浮き上がってもいないし、変な存在感を発するわけでもなく、その人物なのだ。
つまりは憑依している。
どの作品にも新井浩文はおらず、その人間としてそこにいる。
個性派なんて一括りに語れない、新井浩文は天才肌の自然派俳優なのだ。
個性派といえば、劇中に出てくる坂田聡の方がよっぽど個性的だった。
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(すごい嫌な役。この顔ムカつくな。と思わせるこの人もすごい俳優だ)


人はみんな大なり小なり戦っている
この作品の素晴らしいところは、分かりやすくだらしない主人公の一子が、ボクシングを通して32年間の怠惰な生活を一瞬で取り戻すような爽快感を共に味わえるところにある。
何も感じず、不感症にすら見える一子は、実は誰よりも傷つきやすく繊細で純情で、張り詰めていた糸が一気に切れるのが、新井浩文演じる狩野に硬い肉を出されて笑いながら泣きだし、寄りかかってしまうシーンに込められていて、思わず一緒に笑い泣きしてしまう。
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それだけで観ているこちらとしては、不器用な一子を抱きしめたい衝動に駆られるのだが、予想を裏切らず、呆気なく蔑ろにされ、この32年間のフラストレーションを全てボクシングにぶつける一子が、とにかくカッコいい。
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劇中で二段階に分けてトレーニングのシーンが流れるが、その導入がどちらも素晴らしい。
言葉で「クソ野郎」「馬鹿野郎」と表現するのは簡単だが、この映画には言葉が少ない。だがそれがいい。言葉なんかなくても、一子の気持ちが痛いほど伝わってくるのだ。駆け抜けるような音楽と、ただひたすらに自分を鼓舞する一子の姿は涙無くして見られない。戦っているのだ。
それは、日々を戦う私たちの姿にも通じ、また今沸々と悩み続けるスクリーンのこちら側の私たちに優しく力強く、諦めるなと静かなるメッセージと熱を送ってくれている。その想いは、確かに私に届いたのだ。


この映画の真骨頂はラストの試合にある
この作品の熱は終盤冷めることなく、ラストシーンの一子の試合に全て込められている。
鳥肌が立つとか、そんな表現しか出来ない自分を憎むが、とにかく観てほしいのだ。
そして感じてほしい。
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試合シーンの安藤サクラの目を観てほしい。
ホンモノの目を。
ホンモノの熱を。

29年間の少ない映画鑑賞量ではあるが、間違いなく私の一番好きな映画になった。
フィクションだけど、この映画に嘘はない。



百八円の恋

百八円の恋

颯爽と突き抜けるクリープハイプの歌声も堪らない。


新生活で行き詰まりを感じたら、あえて痛みの内側に触れて、その確かな熱を感じてみてほしい。









「サラバ!」西加奈子は「神様」だった。

サラバ! 上

サラバ! 上

サラバ! 下

サラバ! 下



西加奈子という人が存在する今に生まれたことを、私は大袈裟ではなく、心から感謝し、感動している。


小説はナマモノだと思う。
しかし、時間と共に腐敗する食物や、魂がなくなった生物と違い、生きた文章は腐ることなく、いや増して鮮度を保ち続ける。
そんな物語を紡ぐ作家を「神様」と言っても過言ではなく、実際にそうなのだ。
西加奈子は「神様」だった。


あらすじ
主人公の圷歩は、生まれもった美貌と、少し個性の強い家族の影響から、うまく生きる術を自然に身につけた賢い少年。
優しいが、どこか孤独の影を引いた父、憲太郎の仕事の関係で、歩が産声をあげたのはイラン。一旦帰国するが、7歳から10歳の4年間をエジプトで過ごした。素直すぎる母、奈緒子は嘘がつけない真っ直ぐな性格で、歩と4つ歳の離れた姉の貴子は「問題児」であり、その所業は奈緒子を混乱させ、歩に距離をとらせるものだった。
歪だが、家族として歩んできた圷家の崩壊はエジプトで始まった。
歩はそのエジプトで、国籍も肌の色も違う少年ヤコブに出会う。言葉が通じない二人だったが、二人にしか分からない世界が、そこに確かに生まれた。
「サラバ!」それが二人の隔たりをなくす秘密の言葉だった。
父と母の離婚をきっかけに帰国し、日本での新たな生活が始まった。
ヤコブのことを忘れ、青春を謳歌する歩。高校に進学し、大親友ができる。
彼女もでき、そのルックスで歩はとにかくモテた。大学に進学し、更にエスカレートした歩は猿同然であった。
バイトの延長でライターの仕事を始め、クリエイティブな世界に自然に入った歩は、正に順風満帆。美しく優しい彼女、最高の仲間、収入、有名人と気軽に知り合いになれる世界。歩は華やかな世界にどっぷりと浸かりながら、不器用で誰からも愛されず、いい歳になっても一人では生きていけない姉を軽蔑し、嘲笑い、この幸せが姉により潰されてしまうのではないかと慄いていた。
いつまでも、この幸せが続くと思っていた歩にとって、向き合うことを恐れるような体の変化が現れた。減っていく仕事、今までなら絶対に相手にしなかったレベルの彼女…。気付けば歩の周りには華やかなものは何一つ残っていなかった。
そんな折、世界を放浪していた残念な姉が、帰国すると連絡をしてきた。
久しぶりの再会をした姉は、信じられない姿になっていた。




普遍的だからこそ難しく、シンプル。
今作は「家族」「宗教」を大きな柱として構成されている。
どちらも普遍的で 、一つの枠にはまらない大きなテーマでありながら、西加奈子はこの二つのテーマに生きること、信じることを根幹に、痛快な一つの物語として書き上げている。いや、一つではない。「サラバ!」には沢山の人生が幾重にも重なり、そのどれもが歪んでいて、美しくて、優しい。
これを書けるのは今、西加奈子しかいない。最高にカッコ良くてシビれる。この文章がカッコ悪いことは私にも分かるが、その表現が一番ビビッドなのだ。


あれ?西加奈子って私のこと知ってる?
西加奈子の著書は今までも読んできた。毎回衝撃的なのが、どの小説にも私や、私の家族、友人、恋人だった人が出てくること。
「サラバ!」では、歩が私であり貴子が私だった。私のサトラコヲモンサマがいた時代もあったし、矢田のおばちゃんは親戚にいたし、鴻上は私の親友だったし、時に私は澄江になり、ヤコブにもなった。
つまり、皆生きていて、皆似たり寄ったりで、皆素晴らしいのだった。
ということは、私も素晴らしいのだった。生きているというだけで。
いつもそう感じさせてくれる、生きた文章が西加奈子の作品には溢れている。


宗教という大義
宗教。と一括りに言うと、我々、島国日本人は何故か尻すぼみする。この国には、宗教と呼ばれるものがうん万とあるが、自分の宗派を堂々と答え、その教義を説明できる人は一握りもいないかもしれない。多分に漏れず私もその一人だが、海外では信じられないことらしい。
幸せの国ブータン王国では、自分が信奉する信仰を書かなければ、入国できないと昔テレビで観たことがある。
アメリカに留学した友人は、血液型を聞かれるのと同じように「あなたの宗教はなに?」と聞かれて、分からず答えられないでいると、変な顔をされて苦い経験をしたと言っていたし(逆にアメリカで血液型を聞くことの方が珍しいらしい)、宗教は私たち日本人が持つイメージと違って、海外では、いわゆる哲学を持つというカテゴリなのだ。
だから持っていない、分からない、或いは沢山の神様仏様を信じていることは、彼らからすると考えられない!といった感じだという。
ヤコブが堂々とコプト教を信仰していると言ったことに対して、歩は自分の家族が(自分でなく家族を含めているところが日本文化そのものを表現している)何を信仰しているかすら分からないところも、宗教に対する考え方の違いを感じるシーンだ。
「サラバ!」には、「信じる」というワードが下巻で何度も出てくる。
信じるって何ぞや?だが、西加奈子はこの作品の中で、信じる宗教を持ちなさいとか、そんなことを言いたい訳じゃないし、強要もしていない。
「サラバ!」は決して、勧誘小説ではない。


信じるということ
歩は、何かを信じるとか、揺るぎない何かを軸にするということから背を向けてきた。マイノリティを避け、それに拘る人たちを蔑むことで自分を守っていた。自分は悪くない!悪いのは周りだ!と、決めて軸となるものを自分以外の誰かにずっと委ねながら生きてきたのだ(歩は歩なりに生きる術を身につけていた訳だが)。そうすることで自分を守ってきた歩は、自分自身の変化により環境が変わることを受け入れられず、どんどん孤独になっていく。
そこへきて忌み嫌っていた姉の貴子に、
「あなたも、信じるものを見つけなさい。あなただけが信じられるものを。他の誰かと比べてはだめ。もちろん私とも、家族とも、友達ともよ。あなたはあなたなの。あなたは、あなたでしかないのよ。」
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
と、強烈な言葉を言われ、また悩み苦しむ。
しかし、この貴子の言葉に、この小説の全てが詰まっている。それは貴子が歩を愛するからこその言葉であり、この物語の真理なのだ。
要するに、宗教でも何でもいい。信じられる何かは自分の中にある。自分という個が、何よりも掛けがえない存在で、最高の産物で、自分という身体を使って物語を紡げるなんて、もう自分って神様と一緒やん!ということなのだ。
宗教とは、自分の中のリミッターを外す一つの手段であり、自分を最大限に輝かせるための哲学を教えてくれる方法でもある。だから祈る対象は何でもいい。そこに自分自身を信じ切るという決意があれば、人は変われるということを西加奈子は「サラバ!」という3文字と感嘆符に込めて私たちに最高のプレゼントとして届けてくれた。



「サラバ!」を語る上で外せない、ニーナ・シモンのfeeling good.

新しい世界が始まる
最高の気分よ






この本に、このタイミングで出会えたことを心から感謝している。西加奈子万歳!


3.11 今私にできること

東日本大震災から5年という月日が流れました

10日、絵本を通して仕事人生を - 絵本を使った大人向けのワークショップ・絵本ファシリテーターオフィスワンさん主催の大人が絵本を深読みする会に参加しました。
昨日は特別編ということで、福島で罹災され、命からがら家族で京都に避難し、様々な苦難を乗り越え、現在関西を拠点に便利屋京都・大阪の便利屋なら京滋の便利屋.com|ねこの手ジャパンを開業。5年の節目を迎えた今日、宮城県の店舗をオープンさせた、紺野英明さんも参加された大変貴重な会でした。

絵本を深読みする会では、3冊の本を読んでいただきました。

まず1冊目に
ここがすき

ここがすき

を読んでいただき、すきな場所をそれぞれ発言しました。

2冊目に

日本へのラブレター

日本へのラブレター


から、いくつか世界から震災後日本に届いたお手紙を紹介していただきました。


3冊目は

あさになったのでまどをあけますよ

あさになったのでまどをあけますよ


を、読んでいただいてから、3.11当時よくメディアで取り上げられた「絆」「つながり」という言葉について思うこと、また発災後実際に何を感じていたかなどを自由に発言しあいました。

やはり共通していたのが「何が起こっているの?」という大きな不安。
次に「今できることは何だろう」という考え。
参加された皆さん、当時はすぐに出来ることとして被災地に水を送ったり、実際にボラバスに乗って現地に赴かれ、直接支援されたりと、とにかく出来ることから取り組まれたそうです。
「絆」「つながり」という言葉については、参加された皆さん違和感を感じたと話されていました。
同じ日本にいながら、何もできない中で絆もつながりも感じられず、その言葉だけが一人歩きしている感じがしたと皆が感じていました。


紺野さんの言葉

絵本を読み、自由に語り合うなかで紺野さんの「あの日」の話を聞かせていただきました。
長い長い揺れ、家族との再会、命の危険を感じた津波原発メルトダウンと爆発、「安心してください。福島は安全です。」と繰り返し訴えるアナウンス、母乳にセシウムが含まれているという情報、京都への避難、泣き続けた一カ月、立ち上がり歩き始めた日々と苦難、今日に至っても未だ検査を受け続けなければならない現状…。

僕はもう、被災者じゃないんです

紺野さんは語ります。
「僕は、人生を変えたあの日から、悩んでぶつかって考えて、今自分が思う形で仕事ができています。こうしてあの日のことを語ることもできる。だけど、あの日のことを忘れたい、思い出したくもない。と、苦しみ続けている人の方が圧倒的に多い。僕はもう、被災者ではありません。今も尚苦しみ続けている人達を救う側の人間なんです。」

被災経験をした同じ立場の人間として

私自身、阪神淡路大震災で罹災した経験をもっています。あれから21年の歳月が流れましたが、今もこの阪神では、心の被災者が苦しんでいます。
被災者が一番悲しいことは、風化していくことなのです。
紺野さんのお話を聞き、私はまだ支援者になり切れていないのだとひしひしと感じ、救う側の人間になりたいと思いました。


できることをやる
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この巾着袋は、一つ一つ手作りで作られています。
一つ300円で販売し、その収益金は全て被災地に寄付するという活動を5年続けておられる方が参加者の中におられました。
派手じゃなくていい、できることを継続することに意味がある。既に30万円の寄付を、この巾着で達成しておられるそうです。


参加して感じたこと

人は必ず立ち上がる。
歩き出す。
破壊されたものを再建する。
その直向きさと強さ、生きているだけで素晴らしいこと、日常の輝き、当たり前ではない日々に感謝したいし、自分の可能性と力を使って、支援する側の人になりたいと強く強く感じました。


ガレキとラジオ

そして、3.11の今日は復興支援の映画上映会に行ってきました。

ラジオとは縁もゆかりもなかった9人の男女が、体育館の片隅に会議机を並べて、9カ月間続けた「FMみなさん」に密着したドキュメンタリー映画。

5月の開局からスポットを当て、時給840円で様々な世代の様々な元職の9人が織りなす、ドタバタラジオ局は、不器用で不揃いでかっこいい。

人間の力ってすごい

何にもなくなって、家族も流されて、絶望の淵に立ち、もう絶対に立ち直れないと思っても、人はまた立ち上がる。立ち上がることができる。否、立ち上がる力を誰もが持っている。
これは再生ドキュメンタリーではなく、一度死に生まれ変わる転生ドキュメンタリーだ。
町も人も、あの日全てリセットされた。
それは同じ日本に住む、私たちも同様。
あの日が私たちに教えてくれたこと、それにより私たちは未来を選択し変えることができる。


私にできること

「ガレキとラジオ」は、レンタルビデオショップでは借りることができない。
こんなに素晴らしい作品なのに、だ。

しかし、方法はある。

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ガレキとラジオ 自由上映会開催の流れ
①チーム結成
「上映会を開催しよう!」という想いのある有志を募り、
「○○で『ガレキとラジオ』を観る会」「○○町上映委員会」などのチームを結成。
名前は自由です。
この時に、誰がリーダーなのかも明確にしておいた方がよいでしょう。
②上映企画の検討・決定
映画の上映だけにするか、講演付きにするか、終了後に懇親会などをするか、特定の人のみの 上映会にするか等の企画をご検討ください。
また、上映会開催に必要な費用(※)を把握し、その捻出方法(チケット収益/協賛金の募集/助成金の申請など)も考えましょう。

※上映会開催に必要な費用
項目 備考・詳細
上映料 来場者数や主催者種別、有料上映・無料上映などによって変動します。
→詳細はコチラ
会場使用料 公民館や市民ホールなどの公共施設を借りるケースが多いです。使用目的によって、減免措置になる場合もあります。
宣材料 当サイトにてチラシ、ポスター等を販売しています。→詳細はコチラ
印刷費 チラシ、ポスターなど、主催者側で印刷して用意をする場合に必要です。チラシ・ポスター・チケットは無料でのデータ転送を行なっております。→詳細はコチラ
講演依頼費 通常、講演料+交通費(宿泊費)が必要となります。→詳細はコチラ
その他 展示品のレンタル代、人件費、その他雑費 など
③日時の決定
開催日と、1回開催か1日に数回開催するか、何時に開催するのか等を決定してください。
映画の時間は81分です。
④開催場所の選定
お住まいのお近くで上映設備のある会場を確認してください。
地方自治体で安く借りれる施設が多くあります。
その際、会場の収容人数や空き日程も確認してください。
仮予約をして、決定後に正式申し込みにしてください。
⑤上映メディアの決定
会場担当者様と相談して、DVDかブルーレイか、上映メディアを決定してください。
⑥入場料金の決定
無料か有料かを決定してください。
講演会付にした場合は、その分、入場料金をアップされる主催者様が多いようです。
⑦宣伝物の決定
宣伝物として、チラシ、ポスターをご用意しております。
こちらでご用意しているものは、以下の通り有料となりますが、
ご自身でチラシやポスターを制作するためのデータは、無料でご利用いただけます。
 ・チラシ(両面カラー/B5) 100枚で540円
 ・ポスター(カラー/B2) 1枚で432円
 ・送料 500円
  >>>詳しくはコチラ
⑧お申込み
コチラからお申込ください。
⑨上映会開催の準備
○後援依頼
集客UPのために、上映会のテーマに賛同していただけそうな団体に後援をいただくことをお勧めします。
後援が付くと、上映会への信頼感が高まる・宣伝活動がしやすくなる・後援団体の関係者にも宣伝効果があるといったメリットがあります。

○宣伝活動
お店・施設へのチラシやポスターの設置、地域の集まりでの告知など、
地域密着型の宣伝が、集客には効果的なようです。
FacebookページやTwitterなどWeb上での情報発信も、ほとんどの主催者様が行なっています。

○チケット販売(有料開催の場合)
チケットは、友人・知人への直接販売、Web上での予約(メールなど)、公共施設への販売委託などで、事前に販売しておくことをお勧めします。
⑩いよいよ上映会当日!
上映会の1週間前には、弊社より上映メディアをお送りします。
事前に必ず再生チェックを行なっていただき、DVD・機材に問題のないことを確認してください。
当日は、会場設営や受付、会場案内、上映、司会進行などを行ないます。
⑪上映会終了後
上映後3日以内に上映用素材の返却、1週間以内に上映報告書の提出をお願いしています。上映報告書の内容を確認後、ご請求書をお送りいたします。
ご不明な点は、gareraji@w-lab.jpまでお問い合わせください。


というわけで、このブログを読んでくださっている皆様、ガレキとラジオの自由上映会をしてみませんか?
募金を募り復興支援を継続し、風化させない取り組みをしていきましょう!


改めて振り返って

私に今すぐできることは、ガレキとラジオの自由上映会の宣伝ぐらいですが、昨日今日と地震を肌で感じ、書きたい。いてもたってもいられない。という衝動に駆られました。
どうせやるならでっかくやりたい!と、思っていましたが、私ができることは、忘れないこと・風化させないこと・支援し続けること、を心に刻んで、私ができることを私なりにしていきたいと思った次第でございます。


感謝。ありがとう。